「勉強しなさい!」
そんな声掛けをいつもしてしまうってお母さんはいますか?
晩ご飯の支度をしながら、子供にそんな言葉をかけてしまう。
そんな言葉で子供のやる気を起こすことはないって自分でも自覚しているのに。
でも、隙があればゲームをしようとする子供にそうはさせぬと隙を埋めるかのように勉強という単語が口をついて出る。
なんてことありませんか?
私も、ついつい言ってしまうこともあります。
やらないってわかっていても、親は子供に言っちゃうんですよね。
昔の自分を思い返したら、同じように親に言われて机に向かっても
全く頭に入ってこなかったんですよね。
あのとき、
「なんで勉強しなきゃいけないの?」
と親に聞いても、自分が納得できるような答えは返ってこなかったと思います。
自分もいま我が子に問われたら、的確に答える自信なんてありません。
ぱっと思いつくところで、大人になった時の職業の選択肢が増えて幅が広がると思うから。
というような答えしかでてきません。
でも、勉強はしておいたほうが良いな。
漠然とそう思わせたのは、私の場合は父の影響だったと思います。
私の父は、仕事から帰って晩御飯を食べてから
一息つくのもそこそこに、夜の時間はよく勉強にあてていました。
本もたくさん読んでいました。
夜遅くまで、PCのような機械で何かをしていたのですが、
子供のころはそれがよくわからなかったんですけど、どうやら
自動制御のプログラミングの勉強をしていたようです。
子供の私に父は、
「お父さんはロボットを作ってる。」
なんてよく言ってました。笑
身近な大人がお手本に
身近な信頼する大人(父親)がそうして勉強する姿を見せてくれたおかげで、私は人間にとって勉強は大事なんだなって思うことができたんです。
私は父を尊敬もしていたし、大好きでした。
人生、死ぬまで勉強とはよく聞く言葉ですけど本当にその通りだと思うんです。
子供は親の背中を見て育つというように、子供は親の真似をして成長していく。
子供が自分の姿を見て育ってると思うと、いい加減なことはできないですね。
そんな私が、子供の勉強のやる気を引き出すためにしていること
親が学ぶ姿を見せる
子供に勉強をしようと思わせるのは、親自身が勉強する姿を見せることは子供の勉強意欲につながっていると思います。
どんなに、気の利いた言葉がけよりも親が子供に、頑張る姿、学ぶ姿を見せることで子供は親を尊敬し、自らも学べる子供に育っていくと思うのです。
普段から、本を読んだり、ニュースを観ながら、その内容について子供に問いかけたりもしています。
親も子も知識がついて一石二鳥です。笑
子供と一緒に学ぶ
これは、中学以上の子供には当てはまるかどうかはうちは未知の世界なので何とも言えませんが、我が家の小学生の子供たちは親の私がそばにいると勉強がはかどるようです。
はかどるというか、見守られている安心感みたいな感じでしょうか。
この時、同じ部屋の同じ空間にいればいいと思います。できれば、親も隣で本を読んだり、資格の勉強をしたり、子供と一緒に学ぶ姿勢を意識できればより良いと思います。
これは学校でわからないことがあっても、先生に聞けない子も親がすぐ教えてあげられる環境にいればマンツーマンで教えてあげられるので、わからないことがあっても放ったらかしになりません。
子供に教えるときの注意点は、絶対にこちらがイライラしないで穏やかに待つことが大切です。
うちの下の子は、最近では自分から、
「お母さん、勉強わからないところがあるんだけど、教えてくれる?」
と言ってきてくれるようになりました。
出来たことは大袈裟に褒める
理解の遅い速い関係なく、出来なかった解けなかった問題が解けるようになった時には、すごいね!やったね!と褒めちぎる!
頭なでなでしてハグもしちゃうときもあります。
褒められると、子供の自信につながって次のやる気につながります。
子供の気分がノッてきて、もっと頑張ろうって思うのです。
ご褒美制度を設ける
大人も同じだと思いますが、何かを成し遂げて具体的に何かを得たという実感があれば、それに向かって努力もしますし、次へのやる気にもつながりますよね。
なので、うちは子供も頑張ったと判断できた時は、ご褒美として好きなものを買ってあげるようにしています。
ただし、もちろん予算を決めています。
これも、100点じゃなきゃダメ!とかそういうものではなく、個人の努力や頑張りに応じて、親が判断してご褒美をあげることにしています。
まとめ
勉強をしなさいと言う親もわれる子供も、良い気分にはなれませんよね。できれば避けたい言葉ですよね。
ここで書いたことを実践して、テストの点数がすぐに良くなるとか、目に見える数字がすぐには変わらないかもしれません。
でも、学ぶことの大切さを一番身近な大人から教えてもらっておけば、長い人生の中で窮地に立たされた時の対処法が絶対違ってくると思いますし、子供の生きる力を養いやる気を引き起こす近道だと思います。
「昔、勉強してこなかったから勉強の必要性を感じない。」という人もまた、逆に「学生時代にたくさん勉強してきたと自負できる。」人でも大人になってからも、もっと勉強しておけばよかったと思ったことが一度はあるのではないでしょうか。
でもどんな歳であろうと遅くないです。
勉強をしたいと思った時が、まさにやり時。ですよ!
人生、まだまだ長い。
子供と一緒に自分も成長していきましょう。
20歳だろうと80歳だろうと、
(ヘンリー・フォード フォードモーター社創始者)
学ぶことをやめた者は老人である。
学び続ける者は若さを保つことが
できる。