私は昔から人付き合いが苦手でした。
でも、「人と関わらない」わけではありません。いえ、人と関わらずにはいられないという風に言うほうがいいでしょうか。
完全に人と関わらずに生きていくことは難しいですよね。
苦手なりに、無理のない距離感で人と付き合っていくことを、私はずっと模索してきました。
この記事では、「人付き合いが得意じゃなくても、心地よく生きていくために、私がアラフィフになってから大切にしていること」をお話ししたいと思います。
人付き合いが苦手な私でも、心地よく過ごすために“自分軸”を持つことを大切にしている
アラフィフにもなれば、「自分はこういう人間」と割り切れるようになります。
私は社交的ではない。人混みも、集団も、よく知らない人との会話も得意ではない。
若い頃はもっと社交的になりたい。
友達が多い人が羨ましい。
友達が多い=その人自身に魅力がある。友達が少ない自分=何も魅力がない人。と思っていました。
でも、長い時間を経て、いろいろな経験を通して自分は自分。それでいいと思えるようになりました。
無理に誰かと仲良くしようとしなくてもいい。
必要以上に気を遣わず、自分のペースで人と関われれば、それで十分。
大切なのは、「苦手な自分」を責めるのではなく、どう生きやすくするかを見つけていくこと。
人付き合いが苦手でも生きやすくなるには、「自分の心」を中心に置くことが重要
若い頃は、「もっと社交的にならなきゃ」「気まずくならないようにしなきゃ」と、よく思っていました。
でも、40代後半になった今、無理をすると自分がどれだけ疲れるか、身をもって知りました。
更年期も重なり、心も体も揺らぎやすいこの時期。
「人付き合いにエネルギーを割きすぎない」というのも、自分を守る選択なのです。
アラフィフになった今、私が人付き合いより大切にしている5つのこと
① 「気の合う人」だけを大事にする
もう無理に広げる人間関係はいりません。
合わない人に気を遣うより、気を遣わずにいられる人との関係を深めたい。
そのためには、付き合いの頻度よりも「安心感」が大事だと気づきました。
心から笑いあえる人が一人でもいれば、それで十分です。
私にとってはそれは家族です。
これからも家族を一番大切に生きていきたいと思っています。
② 「付き合わない自由」を持つ
「グループでつながるのが当たり前」「誘われたら断れない」
そう思っていた頃より、今は誘いを断ることが苦じゃなくなりました。
断ることは“冷たさ”ではなく、“自分を守る行為”。
予定のない休日をひとりで過ごすことの贅沢さに、気づけるようになったのもアラフィフになってからです。
③ 「小さな習慣」で心を整える
人付き合いに頼らず、自分で気分転換する方法を持っておくことも大切です。
- 毎朝、白湯を飲む
- お気に入りのアロマを焚く
- 1日30分だけヨガをする、身体を動かす。etc
これらの“小さな習慣”が、外からのストレスを和らげてくれます。
④ 「SNSの距離感」も自分で調整する
InstagramやX(旧Twitter)、LINEなどのSNSも、人付き合いの一部。
でも、疲れたときは見ない。返信を急がない。
既読スルーされても気にしない。自分にルールがあるように相手にもルールがある。
相手が自分と同じ価値観だと思わない。
「通知オフ」は、現代のセルフケア。
無理せず、自分のペースでつながることが、今の時代に合った人付き合いの形だと思っています。
⑤ 「ひとり時間」を楽しむ感性を持つ
おしゃれじゃなくても、旅行じゃなくても、ひとりで過ごす時間はとても贅沢です。
- 家事の合間にソファに座ってコーヒー
- スーパーまでのドライブを好きな音楽など聴きながら楽しむ
- ドラマの一気見
誰に気を遣うでもなく、自分のペースで過ごせる時間は、人生の回復タイム。
だから私は、ひとりが好きな自分を肯定しています。
「人付き合いが苦手」でも、十分幸せに生きられる
人付き合いが得意じゃないと、「社会性がない」と思われがちですが、そんなことはありません。
大切なのは、自分を偽らずにいられる環境を選ぶこと。
「苦手なものを無理に克服しない」という選択も、立派な生き方です。
むしろ、自分を理解して受け入れている人ほど、人にも優しくなれる気がします。
アラフィフの人間関係は「数より質」そして「無理しないこと」
若い頃は、「友達が多い=幸せ」だと思っていました。
でも今は、「静かな人間関係こそが幸せ」と感じています。
これからの人生は、誰かの目より、自分の心を大切に。
人付き合いが苦手でも、安心して生きていける。
その方法は、自分の内側にちゃんとある。
このブログが、同じように人付き合いで悩んできた誰かの“ほっとする場所”になれたらうれしいです。
今日も、自分のペースで過ごしましょうね。
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